つい先日、【NVIDIA】というアメリカ企業の株価が1兆ドルを超えました。
時価総額でも世界で「第6位」に入り話題を呼びました。
今回はそんなNVIDIAについて紹介します。
最後までご覧頂ければ、
- 今回の株価急騰の理由がわかる
- NVIDIAがどんな企業なのかがわかる
それでは、よろしくお願いします。
NVIDIAとは
NVIDIAは、主にグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)の設計で知られるアメリカのテクノロジー企業です。
GPUは、コンピューターゲームやその他の高度なグラフィックスの生成を可能にするためのデバイスです。
GPUについて、こちらの記事も併せてご覧下さい。
しかし、NVIDIAの技術はそれだけにとどまりません。
GPUは並列処理を可能にするため、データセンターや人工知能(AI)の分野での使用も増えています。
これらのアプリケーションは、大量のデータを効率的に処理する必要があり、NVIDIAの製品はそのニーズを満たすことができます。
さらに、NVIDIAは自動運転車の分野でも活動しています。
彼らの技術は、自動車が自己位置を把握し、周囲の環境を理解するのに役立っています。
半導体メーカー
このようなGPUの設計は、電子回路やチップの設計という意味で、半導体技術の一部と見なすことができます。
半導体は電気の流れを制御する能力を持つ物質で、コンピュータチップの製造には欠かせない要素です。
このため、GPUを設計し、それを実現するための半導体技術を開発するNVIDIAは、半導体メーカーとして分類されています。
株価急騰の背景
- NVIDIAは最近、Wall Streetの予想を大きく上回る第2四半期の売上高を予測しました。これにより、その人工知能(AI)チップの需要が急増していることを示しています。
- NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は、最新のAIチップの全面生産を前年の8月に開始し、チャットボットアプリが人気を博したときに供給に余裕を持つことができたと述べています。さらに、2023年の下半期には大幅に供給を増やす予定であるとも述べています。
- 現在進行中の「AIの黄金時代」により、年末までNVIDIAのチップへの需要が続くと予想されています。
- NVIDIAの第一四半期の調整後の売上は予想を上回り、データセンターのチップ売上は予想を大きく上回りました。
- NVIDIAは、単にチップを販売するのではなく、AIスーパーコンピューティングシステム全体を大企業に販売する方向にシフトしています。これにより、シリコンバレーの大手テクノロジー企業と同等のAIの専門知識を所有し、その価格と粗利益を支払う意思のある企業に対して、NVIDIAは高い価格を請求することが可能になります。
- ゲームチップの売上も予想を上回り、純利益も前年同期比で増加しました。
これらの要因により、NVIDIAの株価は急速に上昇し、同社の市場価値は約2000億ドル増加し、9500億ドルを超えました。
これにより、NVIDIAは現在、世界で最も価値のある半導体会社となり、ウォールストリートで6番目に価値のある企業となりました。
ちなみに時価総額ランキングは以下の通りです。
- Apple
- Microsoft
- Saudi Arabian Oil
- Alphabet(Google)
- Amazon.com
- NVIDIA
- Berkshire Hathaway
- Meta Platforms(旧Facebook)
- Tesla
今後の展望
GPUはゲームやAIだけでなく、私たちの生活のさまざまな面に影響を与えています。
例えば、自動車の自動運転システムや、医療分野での画像解析など、GPUはこれらの技術を可能にしています。
未来については、GPUの性能はさらに向上し、価格も下がり続けると予想されています。
これは、新しい技術が開発され、製造プロセスが改善されるためです。
また、GPUはますます小さく、エネルギー効率の良いものになると予想されています。
これにより、ますます多くのデバイスが高度な計算能力を持つことが可能になり、新しいゲームやデザインソフトウェアが開発されるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、AI技術を支えるGPUの大手企業【NVIDIA】をご紹介しました。
半導体不足は日本でも大きな問題になっています。
私達の生活を支えていくAI技術を支えているのは、多くの半導体メーカーです。
今後もNVIDIAに注目が集まることは間違いありません。
今から動向を追って楽しみにしていましょう!
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